最寄り駅、山崎駅、大山崎駅
まずはJR山崎の駅からである、大阪から20分、京都から15分と都会からアクセスは抜群であるこの駅。蒸留所という名前から、立地場所はきっと自然いっぱいの山の中というイメージと持っている人であれば、たぶんこのアクセスの良さに驚くはずだ。
ちなみに、JR山崎の駅は残念ながらまだ(2013年1月時点)バリアフリー化されていないので、車椅子などで来られる場合は阪急大山崎駅を利用した方がいいです。距離も200mほどしか離れていないので、歩けばほんの数分で着く。でもちょっと無理ができるなら、雰囲気のあるJRで訪問するのをおすすめします。
まず、JR山崎駅のホーム上で開放感に溢れて欲しい、大阪と京都の間にこんな場所があるなんて、と思うはず。駅の趣も空気の良さも大阪or京都とは思えない気持ちよさ。ちなみにこの駅は、ホームの途中までが京都で、途中から大阪になる県境にある珍しい駅。改札に降りていく前にホームを逆方向に歩いていけば、看板が立っている。時々、その看板の向こうには、行き交う電車のベストショットを狙っているてっちゃん達がいるかもしれない。というかよく見かけます。
西国街道へ
駅を降りて、「サントリー蒸溜所はこちら」と書かれた看板に指示された方角に歩いていくと、西国街道と呼ばれる道に出る。角には100年以上も続く老舗の三笑亭があり、路の左手には「関大明神社」がある。そのそばを流れる小さなが小川は、ちょうどここで大阪と京都を分ける場所である。童心に返って、その境をジャンプして超えていくとよい。
この西国街道は、江戸時代における街道のひとつであり、近世山陽道の別名である。西国街道のうち、特に六宿駅、山崎宿(大山崎町・島本町)・芥川宿(高槻市)・郡山宿(茨木市)・瀬川宿(箕面市)・昆陽宿(伊丹市)・西宮宿(西宮市)が設けられていた京都から西宮の区間を指し山崎街道(やまさきかいどう)、山崎路(やまさきじ)、山崎通(やまさきのみち)といった。大坂を経由せずに西国へ抜ける脇街道として西国大名の参勤交代に利用され繁栄した。(wikiより)
なお狭義の西国街道として、この山崎通を西国街道と呼び、西宮以西のルートを山陽街道とすることもある。
で、この西国街道は街道の名を関しているだけあって、見通しがよくまっすぐに道が伸びている、過去には多くの旅籠があったらしいその路の向こうには、早くも大きな山崎の文字。山中でなく、こんな民家の中にあることに驚くと共に、街道の建物の新旧ちぐはぐな様に亜空間に来たような気さえする。もう慣れてしまったが、最初はなんかここって昭和で時間が止まってないか?と思ったものだった。
西国街道は大変狭く、所々で車が互いに通り過ぎられないぐらい狭くなっている。また、昭和の香りが残る古い建物がいくつも残っており、歩きながらそれを楽しむことができる。見逃しがちだが、途中、禁門の変の焼け残りの門があり、そこに芭蕉の句碑もある。
やがて、踏み切りの音が聞こえてくると、道がわずかに坂になり、その後で視界がばっと開ける。山の麓に山崎の大きなSUNTORY YAMAZAKI DISTILERYの文字。踏切を渡ればもうそこは蒸溜所の敷地内である。
サントリー山崎蒸溜所見学 | サントリー山崎蒸溜所 サントリー山崎蒸溜所見学 その1 駅からの道 西国街道 サントリー山崎蒸溜所見学 その2 受付~山崎ウィスキー館 サントリー山崎蒸溜所見学 その3 ツアー開始 サントリー山崎蒸溜所見学 その4 試飲~ツアー終了 お土産、さらに飲む |
---|