アサヒビール大山崎山荘美術館では、2015年3月21日(土・祝)より企画展 「テンプス・フーギット ―大山崎山荘とヤマガミユキヒロの視点」を開催します。
期間は2015年3月21日(土・祝)~2015年6月28日(日)です。
企画展では、現代美術作家のヤマガミユキヒロを迎え、山荘美術館所蔵品と作家の作品、約60点をとおして、去りゆく「時間」について再考するものです。山荘美術館所蔵品よりクロード・モネ《睡蓮》連作、同じくモネが描いた朝の風景《エトルタの朝》(1883年)、など油絵を中心に展示。
風景を絵画と映像で表現するヤマガミユキヒロさんの作品からは、《鴨川リバースケープ》(2013年)、《都市の印象》(2014年)など都市や自然のうつろいを描いた代表作が展示され、本展のために制作された最新作《窓の光Ⅰ》(2015年)も展示されます。関連イベントとして、アーティストトーク。ヤマガミユキヒロ「作品について/光と時間を描く」や期間中、第2、第4土曜日各回14:00-14:30でギャラリートークもあります。
企画展について
「テンプス・フーギット(TEMPUS FUGIT)」とは、ラテン語で「時は飛ぶ」、「時は逃げる」といった意味で、時間が経過するはやさを表す格言です。古今東西の多くの美術家たちは、この過ぎ去っていく時間に対峙し、作品のうちにとどめようと挑んできました。
印象派の巨匠、クロード・モネ(1840-1926)は時間とともにうつろいゆく風景を追いかけてキャンバスにとどめ、さまざまな連作を手がけました。現代に目を転じると、細密に描いた風景のうえに、同じ場所で撮影した映像を重ねる作品で知られるヤマガミユキヒロは、ひとつの画面に多くの瞬間を出現させています。
※アサヒビール大山崎山荘美術館より
ヤマガミユキヒロさん略歴
1976年:大阪府生まれ
2000年:京都精華大学美術学部洋画コース卒業、Mio写真奨励賞2000優秀賞受賞
2005年:京都府美術工芸新鋭選抜展(京都文化博物館)
2008年:第11回岡本太郎現代芸術賞特別賞受賞
2011年:個展「Sheltering Sky」(Gallery PARC、京都)
2012年:「始発電車を待ちながら」(東京ステーションギャラリー)
2013年:「re: framing ―表情の空間」(京都芸術センター)、「すみだ川 アートプロジェクト2013」(アサヒ・アートスク エア、東京)、「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2013」 (六甲山、兵庫)
2014年:「窓の外、恋の旅。―風景と表現」(芦屋市立美術博物館)、「TARO賞の作家Ⅱ」(川崎市岡本太郎美術館)
オフィシャルHP
ヤマガミユキヒロFB
アーティストトーク ヤマガミユキヒロ「作品について/光と時間を描く」
日時:①4月5日(日) ②4月19日(日)③5月17日(日) ①~③すべて14:00-15:30
会場:アサヒビール大山崎山荘美術館展示室
参加費:無料 ※ただし美術館入館料は別途必要
定員:各回20名、要申込(先着順)
参加受付:FAXまたは往復はがきで参加者全員の(1)氏名 (2)住所 (3)電話番号 (4)FAX番号 (5)イベント番号・日時をご記入のうえ、「イベント係」まで FAX:075-957-3126
申込は1回につき、1通2名様まで ※対象は中学生以上 ※往復はがきの場合は、参加希望日1週間前必着
※電話・メールによる受付は不可
カフェ企画 「モネのガーデンセレクト」 (2種類の特製オリジナルケーキ)
今回も恒例となったカフェ企画。リーガロイヤルホテル京都考案のクロード・モネにちなんだ特製オリジナルケーキが喫茶コーナーにて販売されます。
期間中は美術館周辺の天王山は桜や新緑で彩られます。美術館内の庭園の桜や緑を楽しめる時期となっています。
詳細は >> アサヒビール大山崎山荘美術館HPでご確認ください。