山崎地区である島本町と大山崎町には、数多くの指定文化財があります
建物から像、森まで色々な種類がありますが、例によって近い場所、コンパクトにまとまっています。中には駅からかなり遠い天王山山頂近くや若山台奥なんてのもありますが、予約などをうまく入れれば見ることができるものは全部2日~3日で見て廻れる可能性もあります。(非公開のもの除く除く)リンクを張っているところは個別に紹介ページがありますので、そちらもご確認ください。
このページでは大山崎町の文化財を紹介します。
大山崎町には国指定文化財14件(国宝1、重要文化財13)、国登録文化財7件、京都府指定文化財2件、京都府登録文化財1件、町指定文化財6件、計30件の有形文化財があります。
・大山崎地区(京都側)
妙喜庵
【妙喜庵茶室】 国宝
千利休作と信じうる唯一の現存する茶室です。
拝観には予約が必要ですが、大山崎町歴史資料館には実物大の復元模型があります。
【妙喜庵書院】 重要文化財
同じ庵にある、「妙喜庵書院」
も重要文化財として登録されています。
自玉手祭来酒解神社
【自玉手祭来酒解神社「神輿庫」】 重用文化財
天王山頂近くに位置し、鎌倉時代から現存する最古の板倉造りです。
【自玉手祭来酒解神社本殿】 登録文化財
また、江戸時代後期に再建された「本殿」も、国登録文化財の指定を受けています。
宝積寺
天王山麓にある宝積寺には多数の文化財があります。
宝積寺の寺伝によると聖武天皇が勅願し、僧行基が建立したといわれる古刹です。
「宝寺」(たからでら)の別名があり、大黒天宝寺ともいわれます。
【塔婆〔三重塔〕(一基)】 国重要文化財
秀吉が山崎の合戦で勝利した記念に、桃山時代に建立したと伝承されています。
宝積寺に収蔵されている文化財
【板絵著色神像(四面)】 重要文化財
【木造倶生神坐像(一躯)】 重要文化財
【木造闇黒童子坐像(一躯)】 重要文化財
【木造十一面観音立像(一躯)】 重要文化財
【木造閻魔王坐像(一躯)】 重要文化財
【木造司録坐像(一躯)】 重要文化財
【木造金剛力士立像(二躯)】 重要文化財
【宝積寺本堂及び仁王門(二棟)】 登録文化財
【紺紙銀字法華経(七巻本、阿弥陀経等)】 府指定文化財
【木造慈恵大師坐像(一躯)】 府指定文化財
【石造五重塔(一基)】 府指定文化財
【木造毘沙門天立像(一躯)】 府指定文化財
離宮八幡宮
【離宮八幡宮文書】 重要文化財
石清水八幡宮に近い京都府乙訓郡大山崎の離宮八幡宮に伝来した文書で、総数三百七十六点を存している。
【塔心礎〔扇形石・かしき石〕(一基)】 指定文化財
【離宮八幡宮惣門〔南門〕(一棟) 】指定文化財
【離宮八幡宮東門(一棟)】 指定文化財
大念寺
宝寺踏切を渡り、急な石段を登っていくとある大念寺。
見仏山と号する浄土宗の寺で孝治元年(1555年)、井尻但馬守が徳誉上人を開山として建立したと伝えます。治元年(1864)に勃発した「禁門の変」の時に多くが消失しました。鎌倉とされる本堂に安置されていた木造阿弥陀如来立像があります。
【木造阿弥陀如来立像(一躯)】 重要文化財
【石造宝篋印塔(一基】 指定文化財
アサヒビール大山崎山荘
アサヒビールが管理する大山崎山荘周辺はその建物のほとんどが国の登録文化財、町の指定文化財になっています。
【アサヒビール大山崎山荘美術館本館】 登録文化財
【アサヒビール大山崎山荘美術館彩月庵】 登録文化財
【アサヒビール大山崎山荘美術館橡の木茶屋】 登録文化財
【大山崎山荘栖霞楼(物見塔)】 登録文化財
【大山崎山荘旧車庫(京都府休憩所)】 登録文化財
【大山崎山荘琅?洞(トンネル)】 登録文化財