まずは山崎蒸溜所受付

蒸溜所の敷地内に入ると、まずは受付に立ち寄ることになる。蒸溜所のちょうど中央を走る道路は敷地ではなく一般道路なので、中央の道路は勝手に入ってもいいのだが、大抵警備院さんに呼び止められる。ちなみにツアーに参加せず、ウィスキー館に立ち寄るだけでも受付によって名前を記載しなければならない。

 


 

以前は、この受付に行く前の駐車場の手前には、山崎大カーブと呼ばれる、ローアングルで車体が取れた鉄道の撮影名所があって、てっちゃんが群がっていたのだが、住民への迷惑行為や安全の観点から柵ができてしまい、あまり見かけなくなってしまった。結構迫力のある写真が撮れる。、マネして私が撮った特別でもなんでもない普通列車の写真を掲載しておこう。それっぽく撮れている(気がする)と思う。
 


ウィスキー館へ

受付で記帳をすませると、道路右側の「ウィスキー館」へ行くように案内される。ここはツアーに出る前に待合所の役割を果たしているところではあるが、それだけではない。期待で胸いっぱいの見学者の思いを満たすべく、中ではサントリーの貴重な資料が数多く展示されており、これまでの日本のウィスキーの歴史が学べるようになっている。
 

 
この館は1階と2階があり、1階はパビリオンのような展示コーナーと、ウイスキーライブラリー、試飲ブース、2階は資料館とみやげ物やという構成である。
 

 
まず訪問者を待ち構えるのは、創業者「鳥居信二郎」と「赤玉ポートワイン」のポスターである。照明を落とした館内は空調が効いて夏は涼しく、冬は暖かい。奥に進めば、歴代の名ポスターに彩られた「ウィスキー」の紹介である。「日本のウイスキーの歩み」と題されている、その雰囲気はレトロモダンという名がふさわしい。
 

 
そして名ブレンダーだった創業者のビデオ、歴史表、角ハイボールの誕生逸話などが、美術館の作品のように飾られている。左下の写真は日本発の国産ウィスキーが飾られている。満を持しての登場だったが、煙いとう評価で国産のウィスキーは受け入れられず失敗に終わったと書かれている。
 

 
日本製のウィスキーの繁栄


 
この通路を歩き、1階のメインフロアーに出るころには、サントリーの虜になっていること請け合いである。サントリーの最良の部分が語られているのである。さすがサントリー商売上手だといわざるを得なくなっている。歴史を十分に堪能して、暗い通路を抜けたところが、これだ。
 

 
7000本はあるというグラスの展示である。全くの無色から琥珀色になるまで、ずらっと棚にならんでいる。そして、そこを抜けると吹き抜けの1階、外からの日差しを存分に取り入れたテイスティングカウンターが待ち受けている。
 
ここのティスティングカウンターは有料ではあるが、一グラスで300円~からと、バーで飲むことを考えるとかなり安くいろんなウィスキーを味わえる。「昼真っから、いいすかねー?」とか言いながら既に訪問者の笑みは破裂寸前だ。
 
ここは「山崎」ブランドだけでなく、外国のウィスキー「マッカラン」や「ボウモア」など名だたるウィスキーも約100種類は用意されており、訪問客の好きに注文することができる。連れのかわいこちゃんに、ウィスキーの知ったかぶりを見せ付ける粋がり心の出番である。他にも、蒸溜所でずっと使用していたポットスチルの展示などがあり、ツアー開始まで待つ間、まったく飽きさせない。だから、予約した時間、出発ぎりぎりに来るよりも30分程度は早く着いたほうが楽しめると思います。
 
さらに、2階に上がれば、ファクトリーショップ「IN THE BARREL」がある。ここでしか買えない限定ウィスキーなどもある。ツアーで出た後でも寄れるので、急いで購入せず、まずは、眺める程度で大丈夫である。
 
そして隣には、資料室の赴きのある展示コーナーがあり、ここに過去に利用したサントリーのポスターやグッズがずらりと並ぶ。ちょっとした研究資料レベルの量だ。トリストランプとかポスターとかデザインが素晴らしく、これ再販してくれないかなと思うこと何度も。
 
展示室
 

何も足さない何も引かない、の殺し文句ポスター
 

 

 
展示台のもの
 

 
展示台の下には引き出しがあり、かつての名作ポスターが鑑賞できるようになっている。
気になったのを数点紹介します。
 

 

 


サントリー山崎蒸溜所見学 サントリー 山崎蒸溜所
サントリー山崎蒸溜所見学 その1 駅からの道 西国街道
サントリー山崎蒸溜所見学 その2 受付~山崎ウィスキー館
サントリー山崎蒸溜所見学 その3 ツアー開始
サントリー山崎蒸溜所見学 その4 試飲~ツアー終了 お土産、さらに飲む

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