ロシアのセルゲイ・デニセンコさんが、柴田鳩翁作で天王山界隈に伝わる「京都の蛙と大阪の蛙」に興味をひかれ 一年以上の月日をかけて一連の蛙の絵物語を描きました。今年2016年の5月17日~7月29日の期間で(一般公開は5月20日から。6月7日~17日は休み。)大阪の枚方市長尾にある「アートサロン・ムーザ」ギャラリーにて展覧会が開催されます。
セルゲイさんは大の日本びいきとのことで、大胆な発想の絵は、ロシアでも話題をよび、「プーシキン・ドーム」と個人のギャラリーですでに展覧会が開かれ、好評を博したそうです。
セルゲイ・デニセンコ氏のプロフィール
1964年レニングラード(現サンクト・ペテルブルク―以下SPと略)生まれ。
国立ペテルブルク大学卒。文学博士。ロシア科学アカデミー付属ロシア文学研究所(プーシキン・ドーム)上級研究員。ロシア文学者同盟会員。
画家としても活躍中で、ロシアとヨーロッパにおける様々なグループ展に参加。高名な詩人アンナ・アフマートワの肖像展(於・アンナ・アフマートワ記念館)では、モジリアニらの作品と並んで展示された。2012年、2014年来日、守口市の「京阪画廊」における書家・森本龍石氏との二人展で高い評価を得た。
個展
『街』(1992年、SP、画廊「古い村」)
『セルゲイ・デニセンコのエジプトの夜』(1998年、SP、「プーシキン・ドーム」)
『スペードの女王の街』(1998年、SP「アンナ・アフマートワ記念館」)
『道の半ばで』 (2016年3月、SP 「プーシキン・ドーム」)
画家としての出版物
(文と絵)
『六重奏』 (トヴェリ、2009).
『一中有千 大阪京都三十六景』(SP、2013)
(挿絵)
アンナ・アフマートワ『ヒーローなしの叙事詩』(SP、1995)
プーシキン全集(SP、1995)
アレクサンドル・ソローチン『百の短編集』(トヴェリ、2011)
こちらはロシアでの展示のポスターです。
「京都の蛙と大阪の蛙 ~ ロシア画家デニセンコの描くちょっとシュールな日本民話」詳細
場所:アート・サロン「ムーザ」
住所:大阪府枚方市長尾元町2-7-6
日時:5月17日~7月29日
開館:毎週火曜日・金曜日
第1・第2日曜日
13時~18時
これ以外の日の観覧をご希望の方は、お電話でご連絡ください。
tel 072-866-9880
090-5968-7570 担当:片山様