プチ観光名所として大山崎町の「ねじりまんぽ」を紹介します。
「まんぽ」とは、方言で地域によって言い方が変わるものの、線路の下をくぐるためのトンネルのことをさします。
そのうち、「ねじりまんぽ」というものあり、これはレンガや石積で作られたアーチ状のトンネルのことで、正式には斜拱渠(しゃきょうきょ)・斜アーチと呼ばれているものです。
路盤に対して斜めに交わっている道路や水路のためにアーチ橋を斜めに架けるための特殊な技法で出来たものを言います。明治や大正時代に外国の技師から伝わった技法とあれ、現在、日本では存在が30例ほど確認されており、そのうちの一つが大山崎町に存在しています。
山崎のねじりまんぽ 円妙寺架道橋
場所は 東海道本線の長岡京駅~山崎駅間にあります。
半分ほどはコンクリート、これだけでも雰囲気抜群です。
ばっちりねじれています。不思議。
レンガ作りの壁面
高さは低め、元々通行用に作られたのではなかったと思われます。
ちなみに、ねじれていない「まんぽ」は、大山崎町と島本町内にいくつかあります。
しかも、上で紹介した「ねじりまんぽ」と同じく、いずれも生活道路として利用されているばりばりの現役の道です。
JR山崎駅から山崎保育園への道
サントリー山崎蒸留所近くのまんぽ
背の高い人は頭をうつので、かがんで入らなければなりません。
プチ観光名所としてぜひ訪問してみてください。