サントリー京都ビール工場のすぐ裏手、山崎の戦いの際、明智光秀の本陣と伝えられる御坊塚があったのが、この境野古墳群と考えられています。
山崎駅からは徒歩30分程度と遠い場所でしたが、西山天王山駅が出来たので大変行きやすくなりました。
明智光秀は『甫安太閤記』『細川家記』『新撰豊臣実録』などの文献によると、13日に、下鳥羽から御坊塚に移り、そこを本陣としたことになっています。
この御坊塚と考えられている境野古墳はサントリー京都ビール工場の敷地内にあるそうです。案内板のすぐとなりには住宅街の中で小高い丘のようになっていて、今は一般の墓地となっており、竹やぶやお堂などがあります。空堀跡や火縄銃の鉄砲玉も見つかっていて、標高は25mあり、戦場を見渡せることから長らく本陣とみなされてきました。
恵解山(いげのやま)古墳かも?
しかし、最近になって、この境野古墳から北へ10分ほどの場所にある長岡京市の大阪成蹊大学構内の発掘調査中の現場から、堀の遺構が発掘され、恵解山古墳が光秀本陣跡だったのでは?という説が出ています。
恵解山古墳から天王山側の前面にかけて、大規模な深い濠が巡らされているのが見つかり、さらに、前方後円墳のくびれ部から火縄銃の弾、墳丘西側から火縄銃の鉛弾が多数出土し、陣城遺構でないかと思われるものが発見されたそうです。以上のことから、恵解山古墳が御坊塚の可能性が出てきました。
まだ決定打となる物証までは出ておらずどちらが、御坊塚の光秀本陣だったかは不明で、さらなる研究結果が待たれます。
なお、案内板が立っている場所は、西山天王山駅から徒歩10分程度です。サントリービール工場の見学のついでに訪問すると良いと思います。
いいね^_^
今度行って見ます!
西山天王山。駅名だけで登山客がたくさん降車して
戸惑っていないんだろうか?
一応、登山口はあるんだけどね。
逆に行きと帰りが違っていいのかな?
以前、長岡京跡公園の管理人さんが、長岡京駅で降りて、紛らわしいと苦情を良く聞くと話されていました^_^
本陣跡ですが、ビール工場の本当に裏手にぽつんと看板がありました。住宅街の中で、まさに閑静なという言葉がふさわしい場所です。
時々、散歩している方が足を止めておられましたよ。
駅の件、天王山にハイキングという言い方だと、西山天王山駅で降りてしまいそうですね。
本当は、西山天王山駅付近の見所も掲載したいと思っていますが、さすがにちょっと距離があって今は難しいです。
お話の長岡京跡って向日市なんですね。苦情確かに出そうです・・。