アサヒビール大山崎山荘美術館はもともと英国風の山荘の建物を復元整備し、1996年に美術館として開館した建物です。この山荘は、本館と別に隣接して地下に作られた安藤忠雄さん設計の地中館(「地中の宝石箱」)、さらに同安藤忠雄さん設計の山手館(「夢の箱」、2012年開館)からなっています。美術館所蔵作品は実業家の山本為三郎さんのコレクションが主となっており、現在は民芸運動関係作品が山荘本館に、『睡蓮』他の絵画作品が地下展示室に置かれています。

 

入り口には加賀正太郎が使ったという靴の泥落としがあります、利用してよいと書いてありますので、靴の汚れを落としておきましょう。靴をのせるだけで、何かご利益があるような気持ちになれます。富豪気分です。

 

 

山荘の入り口です。山小屋と見まがう入り口ですが、格子柄がなんとも西洋風でお洒落です。この日は寒い日でしたので、閉められていましたが通常は開いています。中は2重扉になっていて、傘を置くところがあったりします。なお館内の大部分はカーペットがしかれていますが、土足でOKです。

 

 

1F 展示室1・2と山本記念展示室、ミュージアムショップ

 

入り口の休憩場所です。暖炉。

 

美術館内は基本的に撮影禁止ですので、画像があまりありませんがご容赦ください。本館1Fには展示室が2つと睡蓮を浮かべた池へと続くテラスやミュージアムショップなどがあります。受付で入場料を支払って入ります。子連れでも問題ありません。展示室には通常、山本コレクションより、民芸運動に関わる、河井寬次郎(かわいかんじろう)・濱田庄司(はまだしょうじ)・バーナード・リーチ・富本憲吉(とみもとけんきち)、染色家芹沢銈介(せりざわけいすけ)などの作品が多く展示されています。メインの企画があるばあいはそれが展示されています。

 

ちなみに、館内図はこんな感じです。

(※出展:大山崎山荘美術館より)

 

館内の通行順路などはありませんので、好きな順番で見回ることができます。またエレベーターも完備されていますので、2Fへの移動や地下の地中館(「地中の宝石箱」)への移動も問題ありません。ミュージアムショップでは展示中作品の絵がはきや、蘭花譜の絵葉書など山崎関連の商品が販売されています。

 

1Fテラスからの眺め 睡蓮の池

 

2F 展示室3、4、喫茶室、テラス

 

ステンドグラスのはめられた窓からの光が美しい階段を上ると、天井の高い2F広間に出ます。ここにはオルゴールが置かれ、毎日通常1時間に1回、1曲のみのオルゴール演奏があります。100年前から変わらないポリフォン・ムジクヴェルケ社製オルゴールの「ミカド」の豊かで力強い音色を聞くことができます。

 

オルゴール

 

2Fにも展示室が2つあり、大きなモニターで展示関連の動画の放映も行われています。展示物だけでなく、山荘内の照明や調度品、バス、トイレなども見所です。こんな家に住めたらさぞかし気持ち良いだろうと来るたびに思います。3Fへ続く階段もありますが3Fは立ち入り禁止となっています。

 

2Fにはテラスが2つあります。一つ目はそのモニターのある部屋を抜けた所です。ベランダのような場所でそこから栖霞楼(白雲楼)が見えます。白雲楼は国の登録有形文化財で、山荘が建てられるより先に作られたそうで、そこから加賀正太郎が指示を出していたとされています。現在は残念ながら立ち入りは禁止されています。

 

 

反対側のテラスにはカフェが併設されています。このカフェがこの山荘美術館の大きな魅力になっており、紅茶やコーヒーやビール!や特製のケーキなどが販売されています。室内でもテラスでも楽しめますが、もちろんここはテラスに出ることをお勧めします。

 

室内カフェ

 

テラスの喫茶

 

テラスからの眺め

 

ここは撮影OKです。

 

テラス壁に描かれている風景画

 

 

とある春の日の風景

 

地下の宝石箱

2Fで風景を堪能したら、今度は本館から地下へ向かいます。地中館と本館とは通路で結ばれます。通路はコンクリート打放しでつくられ、両側を高い壁に囲まれています。降りたところが円柱形ギャラリー地中館「地中の宝石箱」 です。建物は建築家安藤忠雄さんの作品で、ここにはクロード・モネの睡蓮の3作品が常設されており、企画によって他の絵画作品を鑑賞することができます。この宝石箱は山崎の風景に配慮した安藤さんが地中に建物を埋め込み周りを草木で覆う設計にすることにしました。自らのトレードマークの打ちっぱなしの壁と山崎山荘の環境を融合させようという試みです。

 

当然ですが、地中館は警備がしっかりしています。本館はどちらかというと別荘に来た気分でのんびりした気分でぶらぶらできますが、地下は私語をすることすらためらわれます。ゆっくり絵を鑑賞している人の邪魔にならないようにゆっくり動き、またリュックサックを背負うことも禁止されています。貴重な絵が多数ありますので、ルールを破ると即刻注意を受けますので心していきましょう。2回ほど注意されたことがあります。すいません・・・。

 

エレベーターでも降りられます。

 

山手館「夢の箱」

大山崎山荘着工からちょうど100年を経た2012年、安藤忠雄設計による山手館「夢の箱」が開館しました。こちらも本館から通路がつながっています。通路を辿ると最新の展示場所に行くことができます。かつてその昔、蘭栽培で名を馳せた大山崎山荘の温室があった場所だとのことです。外からの光を取り入れることができるようですが、この日の展示「光と灯り」では照明を落とし、真っ暗な状態にしていました。

 

 


※japan-architects.com様より

 
その3へ続く
 

アサヒビール大山崎山荘美術館訪問 アサヒビール大山崎山荘美術館訪問 その1 美術館への道のり
アサヒビール大山崎山荘美術館訪問 その2 山荘美術館内
アサヒビール大山崎山荘美術館訪問 その3 山荘の庭園




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>